【8月31日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2022)は30日、第10ステージ(エルチェからアリカンテ、30.9キロメートル)の個人タイムトライアルが行われ、クイックステップ・アルファビニール(Quick-Step Alpha Vinyl)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)が圧勝。総合争いでのリードをさらに広げた。

 すでに総合首位の赤ジャージー(マイヨ・ロホ)をまとっていたエベネプールは、自身の強みを生かせるタイムトライアルステージで最後にスタート台から飛び出すと、33分18秒のタイムをマーク。2位に入ったチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の前回王者プリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)に48秒の大差をつけて勝利した。

 エベネプールはこれで、今大会初のステージ勝利を挙げるだけでなく、総合2位に浮上したログリッチとの差を2分41秒、同3位につけるモビスター・チーム(Movistar Team)のエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)との差を3分3秒とした。

 同4位は3分55秒差でイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のカルロス・ロドリゲス(Carlos Rodriguez、スペイン)、同5位は4分50秒差でチーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコ(Team BikeExchange-Jayco)のサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)となっている。(c)AFP