【8月31日 AFP】ミハイル・ゴルバチョフ(Mikhail Gorbachev)元ソ連大統領が30日に死去したことを受け、各国・機関の指導者が弔意を表明した。

 ロシアのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領府報道官は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は「深い哀悼の意」を表したと語った。

 国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長はゴルバチョフ氏について、「歴史の流れを変えた比類のない政治家」と称賛。「東西冷戦(Cold War)の平和的終結という、誰もできなかったことを成し遂げた」と振り返った。

 欧州連合(EU)欧州委員会(European Commission)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長は、「信頼され、尊敬された指導者」だったとし、「自由な欧州への道を開いた」と述べた。

 フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は、「ロシア国民に自由への道をもたらすとともに、欧州の平和を守り抜くことにより、共有している歴史を変えた」と評価。

 英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は、「プーチン(ロシア大統領)によるウクライナ侵略が行われている今、ソビエト社会の開放に向けた(ゴルバチョフ氏の)たゆまぬ努力は、私たち全員にとって模範であり続ける」と語った。(c)AFP