中国男子が63年ぶりGS白星 元ジュニア王者が全米OP初戦突破
発信地:ニューヨーク/米国
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【8月30日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、予選勝者のウー・イービン(Wu Yibing、中国)は6-3、6-4、6-0で大会第31シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)を撃破した。中国勢男子が四大大会(グランドスラム)のシングルスで白星を挙げるのは63年ぶり。
世界ランキング174位のウーは、この試合で9本のサービスエースと31本のウイナーを記録。中国勢男子がグランドスラムのシングルスで勝利するのは、1959年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)での梅福基(Mei Fu Chi)以来で、全米オープンでは1935年のチェン・ガイ(Cheng Guy)以来の快挙となる。
現在22歳のウーは、2017年の全米オープンでジュニア王者となったものの、プロ転向後はけがに悩まされ、2019年3月を最後に今年1月まで一度も試合に出ていなかった。3月には世界ランクもワーストの1869位まで後退したが、現在はマッチ(下部ツアーと予選を含む)14連勝を記録している。
2回戦では、ベン・シェルトン(Ben Shelton、米国)との初戦を7-6(8-6)、3-6、7-6(7-5)、6-7(8-10)、6-3で突破したヌーノ・ボルジェス(Nuno Borges、ポルトガル)と対戦する。(c)AFP
