【8月29日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2022)は28日、第9ステージ(ビリャビシオサからレスプラエレス、171.4キロメートル)が行われ、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベール・マテリオ(Intermarche-Wanty-Gobert Materiaux)のルイス・マインティーズ(Louis Meintjes、南アフリカ)が逃げ切りでのステージ優勝を果たした。

 マインティーズはステージ最初のヒルクライムで逃げを打った集団に潜り込むと、最後は総合首位に立つクイックステップ・アルファビニール(Quick-Step Alpha Vinyl)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)と1分34秒差のトップでフィニッシュした。

 エベネプールは、総合争いで2位以下との差を拡大した。

 この日の最大の難所は、ステージ5番目にして最後に待ち構えるヒルクライムで、レスプラエレス(Les Praeres)の山頂へ至る上り坂は長さは4キロだが、平均勾配は12.5パーセントに達する。主催者が総合争いの行方を決定づける可能性があると銘打ったステージだった。

 その中でエベネプールは、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の前回王者プリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)に52秒差をつけてフィニッシュ。総合2位につけるモビスター・チーム(Movistar Team)のエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)との差を1分12秒、同3位のログリッチとの差を1分53秒に広げた。(c)AFP