【8月29日 AFP】22F1第14戦ベルギーGP（Belgium Grand Prix 2022）は28日、決勝が行われ、レッドブル（Red Bull）のマックス・フェルスタッペン（Max Verstappen）が圧巻の走りで快勝し、2年連続の総合優勝に向けて大きく前進した。2位にはセルヒオ・ペレス（Sergio Perez）が入り、レッドブル勢がワンツーフィニッシュとなった。

　14番グリッドからのスタートとなった24歳のフェルスタッペンは圧倒的なスピードと勢いで走り抜け、自身とレッドブルの優位性をしっかりと証明した。

　総合順位で2位につけるペレスとの差を93ポイントにまで広げたフェルスタッペンは、「今まで想像できなかった週末」とコメントした。

　今季14戦のうち9戦で勝利を収めているフェルスタッペンは欧州での夏のレース3連勝となり、これが通算29勝目となった。

　隣国オランダから来た大勢のファンを含め、壮観なスパ・フランコルシャン（Spa-Francorchamps）に押し寄せた満員の観客の前で、フェルスタッペンは2位に17秒841差をつけ、ポールポジションからのスタートとなったフェラーリ（Ferrari）のカルロス・サインツ・ジュニア（Carlos Sainz Jr.）を3位に抑えた。

　フェルスタッペンと総合優勝を争う最大のライバルとしてこの日を迎え、15番手からのスタートとなったフェラーリのシャルル・ルクレール（Charles Leclerc）は本領を発揮できなかった。

　最終ラップでアルピーヌ（Alpine）のフェルナンド・アロンソ（Fernando Alonso）を抜いたルクレールは、メルセデスAMG（Mercedes AMG）のジョージ・ラッセル（George Russell）に次ぐ5位でフィニッシュしたが、ピットレーンでの速度違反により5秒のタイムペナルティーを科され、最終的には6位に降格となった。

　メルセデスのルイス・ハミルトン（Lewis Hamilton）はアロンソと衝突し、1周目でリタイアとなった。(c)AFP