【8月27日 Xinhua News】中国重慶医科大学付属第一医院の廖正歩副主任医師は昨年5月、同僚医師4人と共に秦巴山地の奥地にある重慶市(Chongqing)巫渓県に駐村医として派遣された。

 地元住民の受診の便宜を図るため、同県田壩鎮に駐在する廖氏と蔣在強氏がそれぞれ毎週水曜日と木曜日に鎮の診療所で地元の医師と診療に当たり、周辺の郷・鎮や雲陽県から多くの患者が訪れている。

 廖氏と同僚医師4人は、農村への医療の普及を図るための支援プランも策定した。山奥での「移動病院」を始め、毎月不定期で周辺の郷・鎮を訪れ、地元住民にボランティアで診療を行っている。巫渓県人民病院で複雑な手術が行われる際は「立ち合い診療」に駆け付けることもある。

 これまでに廖氏らの「移動病院ボランティア診療団」が実施した大規模なボランティア診療活動は21回、利用した人の数は4千人余りに上る。(c)Xinhua News/AFPBB News