【8月25日 AFP】台湾の行政院(内閣)は25日、来年度の防衛費について、前年比13%増の4151億台湾ドル(約1兆8800億円)とする予算案を発表した。中国が大規模な軍事演習を実施し、緊張がここ数十年で最も高まる中、記録的な増額となった。

 これに加え、航空・海上戦力の増強へ向け、戦闘機などの新装備導入に充てる特別予算を組んだ。行政院報道官は、蘇貞昌(Su Tseng-chang)行政院長(首相)の発言を引用し、「国家の安全を守るため、来年の国防費の総額は5863億台湾ドル(約2兆6500億円)に達し、過去最高となる」と述べた。(c)AFP