【8月25日 AFP】ノルウェーの裁判所は23日、電動キックボードを酒気帯び運転していたとして、会社員の女(40)に罰金8万クローネ(約113万円)を言い渡した。

 女は6月の夜、南西部スタバンゲル(Stavanger)中心部の人けのない通りを走行しているところを拘束・逮捕された。

 ノルウェーでは、電動キックボードは原動機付きの車両と同じカテゴリーに分類される。血液1リットル中のアルコール量が0.5グラムを超えると酒気帯び運転で検挙されるが、女のアルコール量は1.4グラムだった。

 検察は罰金9万3000クローネ(約131万円)を求刑していたが、スタバンゲルの南に位置するサンネス(Sandnes)の裁判所は8万クローネに減額。2週間の禁錮刑にも執行猶予を付けた。

 判決によると、裁判所は「被告が運転したのは数分間だけで、現場に他の車両や歩行者がいなかった」点を強調。女が罪を認めている点や、電動キックボードがもたらす損害は車やバイクよりも小さい点も減免の理由に挙げた。

 女は1年半の運転免許停止処分の後、再試験を受ける必要がある。(c)AFP