【8月25日 CNS】中国鉄道上海局集団(China Railway Shanghai Group)によると夏休み期間中の7月、長江デルタ(上海市など長江河口の三角州を中心とした地域)の鉄道は3900万人強の乗客を乗せた。1日平均で126万人に上り、前月比で約25%増。1日の最大輸送人数は約160万人だった。駅の利用客で見ると、杭州東駅の458万2000人が最多だった。

 貨物車は前年比8.5%増の36万台両で、出荷量は同4.3%増の1645万トン。石炭の輸送能力の改善が図られ、一般炭の輸送は同32.4%増の405万トンに上った。鉄道で直接輸送できる19か所の発電所の石炭貯蔵量は337万トンに達し、夏の需要のピークに対応している。

 中国と欧州を結ぶ国際貨物列車「中欧班列」の編成も増強され、7月に徐州(Xuzhou)-ウランバートル、徐州-ハノイ、合肥(Hefei)-ブダペストなどの新路線を開設。国内外の産業チェーンとサプライチェーンの安定性を確保し、208ルートで2万TEU以上のコンテナが運ばれた。公道のトラック輸送から鉄道輸送にシフトする「公転鉄」を積極的に推進し、海上輸送と鉄道輸送を連結させた事業量は前年比30%増の17万2000TEUとなった。(c)CNS/JCM/AFPBB News