【8月19日 CNS】中国商務部によると、今年上半期の中国の実行ベース外資導入額は前年同期比17.4%増の7233億1000万元(約14兆3960億円)で、米ドルに換算すると21.8%増の1123億5000万ドル(約15兆1571億円)に相当した。今年5月から統計に銀行、証券、保険のデータを含む方式に修正し、前年比ではこれらの分野を除いている。

 産業別の外資導入額は、サービス業は9.2%増の5371億3000万元(約10兆6905億円)。製造業は54.8%増、ハイテク産業は33.6%増となった。国別では韓国からの外資が37.2%増、続いて米国が26.1%増だった。

 21か所の自由貿易試験区では16.8%増の1198億5000万元(約2兆3854億円)の外資が導入された。サービス産業の外資は15%増加し、中国のサービス産業投資の34.7%を占めた。 230の国家級経済開発区の外資は42.1%増加し、全体の19.6%を占めた。

 商務部外国投資局の陳春江(Chen Chunjiang)局長は「コロナ禍と世界情勢が複雑に絡み合い、外資の安定化には依然として大きな課題があるが、適切なコロナ対策と安定した経済政策により、多国籍企業は中国における投資の見通しは明るいとみている」と説明。今後も外資優遇措置を導入し、投資促進の取り組みを強化するとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News