【8月23日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)の主催者は22日、男子世界ランキング2位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が、足首の靱帯(じんたい)断裂の影響で大会を欠場すると発表した。

 25歳のズベレフは、6月に行われたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)との全仏オープン(French Open 2022)準決勝で負傷してから戦列を離れている。車いすで全仏のコートを後にしたズベレフは、断裂した右足首の3本の靱帯を修復する手術を受けた。

 2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)決勝で2セットアップからドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に逆転負けを喫したズベレフは、前回大会(US Open Tennis Championships 2021)では4強入りしている。

 ズベレフはマスターズ1000(ATP Masters 1000)で5勝、ATPファイナルズ(ATP Finals)では2度優勝しているものの、四大大会(グランドスラム)制覇は成し遂げていない。

 8月29日から9月11日にかけて開催される全米の男子シングルス本戦では、ズベレフに代わってステファン・コズロフ(Stefan Kozlov、米国)が出場する。

 ズベレフはこのけがで今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)を欠場するまでは、2015年の初出場以来、27大会連続でグランドスラムに出場していた。

 なおズベレフは、9月に開催される国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2022)のグループステージに臨むドイツ代表に選ばれている。(c)AFP