【8月22日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2022)は21日、女子シングルス決勝が行われ、予選勝者のキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)が6-2、6-4のストレートでペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に勝利し、夢のような一週間を優勝で締めくくった。

 ガルシアはこの日11本目のサービスエースでチャンピオンシップポイントを獲得すると、次のポイントでクビトバがリターンをミスし、優勝を決めた。コートにあおむけに倒れて喜んだガルシアは、2017年の武漢オープン(Wuhan Open 2017)と中国オープン(China Open 2017)に続き、これがWTA 1000大会通算3勝目、ツアー通算では10勝目となった。

 ガルシアは「純粋にうれしいし、とにかく幸せ」と喜び、「一つ一つの勝利が本当に大切。いつものことだけど、言葉で表すのはとても難しい」とコメントした。

「何度もあることではないので、心から堪能しないといけない。最高のテニスの一週間を送り、またタイトルを取れたことに感謝しているし、本当に格別」

 今大会は予選からの出場で、自身としても結果にはあまり期待していなかったという。ガルシアは「来た当初はそんなに自信はなく、予選も厳しい試合だった。そこを突破して、本戦に出られて本当によかった」と振り返った。

 一方、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を2回制しているクビトバは、キャリア通算40回目の決勝でツアー30勝目を目指したが届かなかった。

 それでも、「もちろん望んでいた結果ではなかったけど、大会前に誰かから決勝に行けると言われていたら喜んでいたはず」と話し、「明るい面を見なければならない。初戦敗退の可能性もあったし、キャリア40回目の決勝を誇りに思わないと」と前を向いた。(c)AFP