【8月19日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2022)は18日、決勝トーナメント1回戦の試合が行われ、ヴィッセル神戸(Vissel Kobe)が横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)を3-2で下し、ベスト8に進出した。

 アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)らスター選手をそろえる神戸は、現在Jリーグ1部(J1)で降格圏に沈んでいるが、この日は飯野七聖(Nanasei Iino)、佐々木大樹(Daiju Sasaki)、小田裕太郎(Yutaro Oda)のゴールでJ1首位の横浜を破った。

 埼玉スタジアム2002(Saitama Stadium 2002)で横浜と対戦した神戸は、イニエスタをベンチに温存しつつも、飯野のゴールで7分に先制。その3分後には西村拓真(Takuma Nishimura)に同点弾を許したが、實藤友紀(Yuki Saneto)のハンドによって得たPKを佐々木が決めて31分に勝ち越した。

 後半には押し込まれる時間もあったが、80分に小田が追加点をマークし、横浜の反撃をアンデルソン・ロペス(Anderson Jose Lopes de Souza)の1点に抑えた。

 神戸の吉田孝行(Takayuki Yoshida)監督は「非常に難しいゲームだったが自信になった」と話し、「立ち上がりから選手たちが集中して臨み、やりたいことができた。多少やられる部分はあったが、相手の能力が高くそこは想定内」と振り返った。

 他の試合では、全北現代モータース(Jeonbuk Hyundai Motors、韓国)が大邱FC(Daegu FC)との韓国勢対決を2-1で制し8強入り。全北は90分を1-1で終えると、延長戦の終了間際に金鎮圭(Kim Jin-gyu)が決勝点をマークした。

 東地区の決勝トーナメントの試合は全て埼玉県で、一発勝負で行われる。(c)AFP