【8月18日 AFP】フィンランド国防省は18日、ロシア軍の戦闘機2機が同日、領空を侵犯した可能性があると発表した。

 同省は声明で「ロシア軍の戦闘機ミグ31(MIG31)2機が、フィンランド湾のポルボー(Porvoo)沖で領空を侵犯した疑いがある」と明らかにした。航空機の特定のため空軍が出動し、国境警備隊が「予備調査」を開始したとしている。

 ロシアと1300キロにわたって国境を接しているフィンランドは、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、長年掲げてきた軍事的非同盟政策を転換し、5月に北大西洋条約機構(NATO)への加盟を申請した。

 フィンランド安全保障情報庁(SUPO)は同月、ロシアがNATO加盟申請に影響を与えようと「さまざまな試みを仕掛ける可能性がある」と警戒を示していた。(c)AFP