【7月26日 CNS】中国・海南省(Hainan)の海口(Haikou)税関によると、海南島全域の関税をゼロとする「海南自由貿易港」政策を発表してから今年6月下旬までの約2年間、自動車は56台がゼロ関税で輸入され、輸入企業は1018万5900元(約2億円)の減税の恩恵を受けた。

 海口港では海南自由貿易港政策の発表以降、大型車両の輸入が増加している。6月20日にはトヨタ自動車(Toyota Motor)のアルファードのハイブリッド車が初めて輸入された。海南寰博汽車集団責任者の王斯実(Wang Sishi)氏は「7人乗りアルファードのファイブリッド車だと、43%も減税される」と喜びの声を上げる。

 海口税関は、通関手続き時間を短縮する体制を取っており、アルファードも通関手続きと車両登録を終えるとすぐに使用可能となった。海南自由貿易港はさまざまな政策を実施して利便性を高めている。(c)CNS/JCM/AFPBB News