【8月17日 AFP】米西部ワイオミング州で16日、11月の中間選挙に向け連邦下院選の共和党候補を選ぶ予備選が行われ、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領に批判的な現職のリズ・チェイニー(Liz Cheney)氏が敗れた。

 共和党内で、トランプ氏による強硬な「アメリカ・ファースト」路線が依然支持されていることが示された形だ。

 トランプ氏は、チェイニー氏の対抗馬として、弁護士のハリエット・ヘイグマン(Harriet Hageman)氏(59)を推薦していた。ヘイグマン氏は、2020年の大統領選で「不正」があったとするトランプ氏の主張を支持している。

 チェイニー氏は敗北演説で、「(連邦議会襲撃が起きた昨年)1月6日以来、私はドナルド・トランプが二度と大統領執務室に近づくことがないよう、あらゆる手段を行使すると言ってきた。そのことに変わりはない」と述べ、トランプ氏の再選阻止に向け方策を探る考えを改めて示した。(c)AFP