米アカデミー、先住民女性に謝罪 M・ブランド代理での受賞拒否演説めぐり
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【8月16日 AFP】1973年の米アカデミー賞(Academy Awards)授賞式で俳優マーロン・ブランド(Marlon Brando)さんの受賞を拒否する演説を代理で行い、ブーイングを浴びた先住民女性に対し、同賞の主催者がほぼ50年を経て謝罪した。
女性は先住民アパッチ(Apache)とヤキ(Yaqui)の血を引くサシーン・リトルフェザー(Sacheen Littlefeather)さん。ブランドさんが『ゴッドファーザー(The Godfather)』の演技で主演男優賞を受賞した際、ブランドさんに代わり登壇。映画における先住民の描き方に抗議するため受賞を拒否すると表明したところ、出席者はやじを飛ばした。
リトルフェザーさんは後に、西部劇で知られる俳優ジョン・ウェイン(John Wayne)さんがリトルフェザーさんを制しようとしたが、周りが止めたと語っていた。
そうした経緯について、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)のデービッド・ルービン(David Rubin)会長(当時)は6月、リトルフェザーさんに書簡を送り、「あなたが演説のために受けた仕打ちは根拠を欠き、不当なものだった」と謝罪した。
アカデミーは、リトルフェザーさんがロサンゼルスのアカデミー映画博物館で来月講演するのを控え、15日に書簡を公開した。
昨年9月に開館した同博物館は、人種差別など「問題のある歴史」も正面から取り上げるとしており、リトルフェザーさんに対する嫌がらせに関する展示も行われている。(c)AFP