プーチン氏、ロシア製兵器の輸出促進 実戦で検証済みと太鼓判
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【8月16日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は15日、首都モスクワ郊外で開催された国際軍事フォーラムで演説し、同国製兵器は実戦で性能を検証済みだとして、友好国に対して購入を促した。
プーチン氏は開会式で「われわれは同盟国やパートナーに、小型武器や装甲車、大砲、戦闘機、無人航空機といった最新鋭兵器を提供する用意がある」と表明。ロシア製兵器は軍事専門家から「信頼性、品質、そして何よりも高い効率性」が評価されているとし、「ほぼすべてが実戦で複数回にわたり使用されている」と説明した。
ロシアはウクライナ侵攻により国際社会で孤立しているが、プーチン氏は自国が持つ「多く」の友好国を称賛。「わが国には、さまざまな大陸に多くの同盟国、パートナー、そして志を同じくする人々がいることを大変ありがたく思う。いわゆる覇権国家に屈しない国々だ」と述べた。
ロシアは米国や欧州連合(EU)から厳しい制裁を科されており、プーチン氏は新たな市場を求めアフリカやアジア諸国との関係強化に努めている。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、ロシアは米国に次ぐ世界2位の武器輸出国だが、輸出額は近年減少傾向にある。
だがロシア通信社によると、同国の軍需最大手ロステック(Rostec)のセルゲイ・チェメゾフ(Sergei Chemezov)最高経営責任者(CEO)は同フォーラムで、ウクライナ侵攻は武器輸出に影響していないと説明。今年はすでに1兆ルーブル(約2兆円)以上の契約を国外顧客と結んでおり、「過去10年のうち数年の年間契約額を上回っている」と語った。(c)AFP