【8月10日 AFP】ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島にある空軍基地で9日、航空機用の弾薬が爆発し、1人が死亡、複数が負傷した。ロシア当局が発表した。

 ロシアの通信社が国防省の発表として伝えたところによると、基地が位置する同半島西部のノボフェドリウカ(Novofyodorovka)付近で、「複数の航空機用の弾薬が爆発」した。原因は調査中だが、基地に対する攻撃はなかったとみられるという。

 当局は当初、爆発でけが人は出なかったとしていたが、クリミアの親ロ派当局トップのセルゲイ・アクショノフ(Sergei Aksyonov)氏はその後、1人が死亡したと説明。地元保健当局幹部は、子ども1人を含む5人が負傷したことを明らかにした。

 同半島は観光地として人気がある。ソーシャルメディアに投稿された映像では、大きな黒煙が立ち上る中、行楽客が慌ててビーチを後にする様子が映し出されている。現場に向け救急車が急行し、ノボフェドリウカを去る車も相次いだ。(c)AFP