【8月5日 AFP】ロシアの首都モスクワ郊外ヒムキ(Khimki)の裁判所は4日、違法薬物を密輸したとして起訴された米女子プロバスケットボール(WNBA)のブリトニー・グライナー(Brittney Griner)選手(31)に対し、懲役9年と罰金100万ルーブル(約220万円)の有罪判決を言い渡した。

 検察は同日、懲役9年半と100万ルーブルの罰金刑を求刑。グライナー選手は法廷で、薬物は誤って持ち込んだものだったと改めて訴え、「判決により私の人生がここで終わってしまわないことを願う」と述べていた。同選手の弁護団は判決を不服とし、上訴する意向を示している。

 五輪米代表として金メダル2個を獲得しているグライナー選手は、大麻オイルが含まれる吸引カートリッジをロシアへ密輸した疑いで2月に逮捕された。(c)AFP