【8月7日 CGTN Japanese】「90後(1990年代生まれ)」の男性、趙天賜(Zhao Tianci)さんは今夏、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の母親を連れて、31日間で1万5000キロを移動し、新疆(Xinjiang)の美しい景色を見て回りました。  

 趙さんが新疆から戻って20日目の2日午前7時半、記者が自宅を訪ねると、いつものように父親が朝食を準備し、趙さんは母親の起床や洗面、食事を手伝っていました。母親の状態は、新疆へ行く前に比べて明らかに良くなりました。  

 趙さんの母親は8年前にALSを発症しました。症状は徐々に重くなり、今では自分で身の回りのことができません。母親に旅行を通じて生活への憧れを取り戻してもらいたいと、省内のほとんどの都市や観光地を回りました。さらに、母を連れて全国を旅行することにし、最初の訪問地として新疆を選びました。31日間の旅は大変なものでしたが、母親の顔にはいつも笑みがこぼれていました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News