【8月3日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は3日、ロシアからのエネルギー供給が減り、その補填が可能な電力源の確保を急ぐ中、国内に残る原子力発電所の運用を継続することは「合理的」との見解を示した。
 
 首相は「ドイツにおけるエネルギー供給について言えば、最後の原発3か所は、発電という点に関してだけが存在理由であり、そのわずかな部分を担っているにすぎない。とはいえ(運転延長は)合理的と考えられる」と述べた。

 ドイツは全ての原発を12月31日に停止する予定だった。だがロシアのウクライナ侵攻を受け、何年も前に策定された計画の行方は不透明になっている。(c)AFP