【8月3日 AFP】マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するFWクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とDFハリー・マグワイア(Harry Maguire)が、ツイッター(Twitter)上で最も罵倒を受けたイングランド・プレミアリーグの選手だとする報告書が2日に発表された。

 昨シーズンの前半戦に投稿された230万件のツイートを英情報通信庁(オフコム、Ofcom)が分析した結果、侮辱的な内容は6万件あり、プレミアリーグ選手の7割が影響を受けていることが分かった。その半数はわずか12選手を対象とするもので、そのうち8人がユナイテッドのプレーヤーだった。

 今回の報告書では、侮辱的なツイートの数に関して2度のピークがあることが分かった。

 1度目はロナウドがユナイテッドに再加入した2021年8月27日で、この日は他の日の3倍に当たる18万8769件のツイートが投稿され、うち侮辱的なものは3961件あった。この投稿量は、ロナウドのフォロワーが9840万人いることから説明できる。

 プレミアリーグ選手に向けて投稿されたこの日のツイートのうちの9割がロナウドに宛てられたもので、侮辱的な内容の97パーセントが同選手に関するものだった。

 2度目のピークは、ユナイテッドがホームでマンチェスター・シティ(Manchester City)に0-2で敗れた後、マグワイアが謝罪のツイートをした昨年11月7日だった。このときはマグワイアに向けて侮辱的な言葉を使う投稿が多くあった。

 ツイッターが選ばれたのは選手から人気で、研究のためのデータ利用が可能となっているためだが、調査では導入されている予防策については考慮されていない。

 ツイッター社は3万8000件の侮辱的なツイートを削除したとも明かしている。

 また同社の広報担当は英PA通信(Press Association)に対し、こうした投稿との闘いに「尽力」しており、人種や民族性、ジェンダー、性自認、性的指向に基づくハラスメントを許容しないと述べた。(c)AFP