映画撮影所「チネチッタ」で火災 伊ローマ
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【8月2日 AFP】イタリアの首都ローマの伝説的な映画撮影所「チネチッタ・スタジオズ(Cinecitta Studios)」で1日、火災が発生し、解体中のセットがほぼ全焼した。けが人はいなかった。救急隊とチネチッタが明らかにした。
チネチッタの広報担当者は「火は解体中のセットがある辺りで発生した」とAFPに述べた。
消防隊によると、火災があったセットの大半が燃えたものの、現在は火の勢いは弱まり、制御された。
制作コーディネーターのナタリア・バルボサ氏によると、火災により、シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)さん主演のネットフリックス(Netflix)配信映画『オールド・ガード(The Old Guard)』の続編の撮影が中断された。セット自体は念のため避難済みだったという。
バルボサ氏はAFPに対し、強風と高温のため火の勢いが増したと述べた。
火災の原因は明らかになっていないが、イタリアでは今夏、深刻な干ばつが起こっており、ほぼ全土で火災が発生しやすくなっている。
チネチッタはイタリア語で「映画の街」の意味。1937年に、ベニト・ムソリーニ(Benito Mussolini)のプロパガンダ制作のために建設された。
これまで3000作品以上の撮影が行われた。うち51作品が米アカデミー賞(Academy Awards)を受賞している。
ウィリアム・ワイラー(William Wyler)監督による『ベン・ハー(Ben-Hur)』やフェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)監督の『甘い生活(La Dolce Vita)』など、多くの名作に使用されている。(c)AFP