【8月1日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス・ファム(2022 Tour de France Femmes)は31日、最終第8ステージ(リュールからラシュペールプランシュデベルフィーユ、123.3キロ)が行われ、モビスター・チーム(Movistar Team)のアンネミーク・ファン・フリューテン(Annemiek van Vleuten、オランダ)が完璧な判断の走りでステージ優勝。初開催の大会で総合優勝を飾り、「とても誇らしい」と話した。

 39歳のファン・フリューテンは、前日の山岳ステージで見事な独走を披露してトップを奪うと、この日は集団の中で好機を待ち、最後の上り坂を力強く上がって優勝を決定づけた。

 SDワークス(SD Worx)の同胞デミ・フォレリング(Demi Vollering)が30秒差のステージ2位に入り、3分48秒差の総合2位となった。キャニオン・スラム(Canyon/SRAM)のカタジナ・ニエウィアドーマ(Katarzyna Niewiadoma、ポーランド)がステージ4位で総合3位に食い込んだ。

 ファン・フリューテンは「夢がかなった。黄色のジャージーを着て勝つことができた」と喜んだ。

 ツール・ド・フランスの女子版は過去にも何回か開催され、いずれも長続きしなかったが、今回は女子の自転車界にとって大きな瞬間になった。1週間前、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)が男子大会の総合優勝を飾る数時間前にパリからスタート。沿道には多くのギャラリーが集まり、テレビでも詳しく中継され、今回こそは大会の継続に期待を抱かせた。(c)AFP