【7月31日 AFP】サッカー親善試合のエバートン(Everton)対ディナモ・キーウ(Dynamo Kiev)戦が29日に行われ、ウクライナ難民の支援活動を行ったエバートンファンの男性が、記念のPKを任された。

 元警察官で、現在はリバプール市議会で働くポール・ストラットンさんは、休みを利用して車でポーランドまで行き、戦火を逃れてきたウクライナの人たちに物資を届けていた。

 エバートンのユニホームに身を包み、ピッチ脇でフランク・ランパード(Frank Lampard)監督から指示を受けて試合終了時にピッチへ入ったストラットンさんは、PKを決めてゴール裏のファンの前で喜んだ。

 エバートンでは、ウクライナ代表のビタリー・ミコレンコ(Vitaliy Mykolenko)が古巣相手に主将を務め、約2000人のウクライナ難民が集まったグディソン・パーク(Goodison Park)は感動的な雰囲気に包まれた。

 試合は、ドミニク・キャルバート・ルーウィン(Dominic Calvert-Lewin)が先制点を決め、新加入のドワイト・マクニール(Dwight McNeil)が途中出場から2得点を挙げたエバートンが3-0で勝利した。(c)AFP