【7月31日 AFP】30日に行われた22F1第13戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2022)予選で、トラブルに見舞われ10番手に終わったレッドブル(Red Bull)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が、決勝は厳しいレースを見込んでいるとコメントした。

 今季ドライバーズランキングでトップに立つフェルスタッペンは、狭くコーナーの多いハンガロリンク(Hungaroring)はオーバーテークが難しいサーキットのため、決勝ではかなり困難な展開になると認めた。

「厳しいレースになる」と話したフェルスタッペンは、「もちろん長く続かなければいいが、身動きが取れなくても冷静さを失わず、前に行くタイミングが来るのを待つしかない」と続けた。

 総合首位に立つフェルスタッペンは、3番グリッドからスタートするフェラーリ(Ferrari)の総合2位シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)に63ポイント差をつけている。

 24歳のフェルスタッペンは、技術的なトラブルによりパワーダウンして最後のタイムアタックができなかったのは「とても悔しい」といら立ちを隠せなかった。

 Q3最初のアタックのターン2でミスをしたフェルスタッペンは、最終アタックではパワーロスに見舞われた。ピットアウト後にフェルスタッペンが「パワーがない」と報告すると、チームは「分かった。スタンバイを」と応じたものの、最後はフェルスタッペンの「何もうまくいかない」という言葉で終わった。ポールポジションはメルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が獲得し、2番手と3番手にフェラーリ勢が続いた。

 セルヒオ・ペレス(Sergio Perez)も11番手に終わり、レッドブルにとっては散々な予選となった。(c)AFP