【7月30日 AFP】スペイン政府は「サマーボディー」神話を捨て去り、太り気味の人、乳房切除手術を受けた人、自分にビキニは似合わないと思っている人らが夏のビーチを訪れやすくなるように、体の多様性を奨励している。

 スペイン政府は今週、ソーシャルネットワークで「私たちにも夏を」と題するキャンペーンを立ち上げた。美の基準、特に雑誌や広告がうたうスリムであるべきとの社会的圧力から女性を解放することを目指している。

 キャンペーンのポスターは浜辺が舞台。太った人、大きなタトゥーのある人、ピンク色の髪をした人、乳房切除をしたトップレスの人、脇毛を誇らしげに見せる人と、年齢も人種も体形も異なる5人の女性が描かれている。

 キャンペーンを主導する男女共生省傘下の女性研究所は、ツイッター(Twitter)でポスターの写真に次のメッセージを添えている。「夏は私たちのものでもある。身体は多様である。ステレオタイプや美的偏見から解放され、あらゆる人の夏を祝おう」 (c)AFP