【7月30日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長は、昨夏にフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)へ移籍したリオネル・メッシ(Lionel Messi)が「バルサのユニホーム」でキャリアを終えることを願っていると話した。

 35歳のメッシは昨年、バルセロナが財政難に苦しんでいる中で、トップチームで17年間を過ごした同クラブを退団した。しかし、ラポルタ会長はメッシがスパイクを脱ぐ前にバルセロナへ復帰できることを望んでいる。

 ラポルタ会長はクラブの米ツアーでスペインメディアに対し、「メッシのバルセロナ時代は、われわれが望んでいたような終わり方ではなかった」と話し、「バルサはレオ・メッシに道義的な負い目がある。彼にはバルサのユニホームを着て、行く先々のグラウンドで拍手喝采を浴びてキャリアを終えてもらいたい」と続けた。

 PSGとの契約が最長で2年残っているメッシとは「何も話し合っていない」とも明かしたラポルタ会長は、「(バルセロナでのキャリアは)一時的に終了しているだけだ。なぜなら、この願いを実現すると確信しているからだ」と強調した。

 メッシはPSGでの1年目で公式戦合計11得点に終わっており、1シーズンで30得点に届かなかったのは、2007-08シーズン以来となった。(c)AFP