【7月29日 CGTN Japanese】習近平(Xi Jinping)国家主席は28日夜、招きに応じてジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領と電話会談を行い、中米関係や双方の関心事について率直な意思疎通と意見交換を行いました。

 この中で習主席は「当面の世界は激変と変革の二つの流れが続いており、世界の平和と安全を守り、発展と繁栄を促すことは中米両大国の責任である」として、「中米関係を戦略的競争の角度から理解・定義し、中国を主たるライバルであり長期間にわたる深刻な課題であると見なすことは、中米関係に対する誤った判断であり、中国の発展に対する誤った理解であって、両国人民と国際社会を誤った方向に導くことになるだろう。双方はさまざまなレベルで意思疎通を保ち、現在の意思疎通チャンネルを十分活用して、協力を推し進めるべきだ」と強調しました。

 また、習主席は台湾問題をめぐる中国の原則的立場を改めて表明し、「一つの中国」の原則と中米間の三つの共同コミュニケの厳守を米国側に求めました。

 これに対して、バイデン大統領は中国との円滑な対話を継続し、互いの理解を増進し、食い違いを適切に管理・コントロールすることに期待を示すとともに、「米国側の『一つの中国』政策に変わりはなく、今後も変わることはない。『台湾独立』を支持しない」という姿勢を改めて明らかにしました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News