【7月28日 AFP】ウクライナ南部でロシアが設置した行政機構の当局者は28日、ウクライナ軍や保安局(SBU)の「共犯者」21人を拘束したと明らかにした。

 21人は、ロシア軍が支配する南部ヘルソン(Kherson)州や、同軍が一部を支配するザポリージャ(Zaporizhzhia)州でロシア側の治安部隊によって拘束された。

 国営ロシア通信(RIA)によると、拘束された21人は、ヘルソン州のロシア軍に対するロケット弾や砲撃による攻撃の際に、目標を微調整するのを手助けしていた。女性の調整役がグループを率いていたという。

 ウクライナ軍は27日未明、ヘルソンにある要衝の橋を攻撃した。同軍は、西側から供与された射程の長い兵器を使い、ロシア支配地域のより後方の補給路を狙うなど領土の奪還に向けた攻勢を強めている。(c)AFP