【7月28日 CGTN Japanese】実験モジュール「問天(Wentian)」にドッキングのインタフェースを提供するため、宇宙貨物船「天舟3号(Tianzhou-3)」は「問天」が打ち上げられる前の17日に宇宙ステーションから切り離されました。

 中国有人宇宙飛行工程弁公室によりますと、天舟3号は27日午前11時31分、大気圏に再突入しました。宇宙船のほとんどの部品は燃焼、破壊され、一部の残骸は予定していた南太平洋の安全海域に落下したということです。

 宇宙貨物船「天舟3号」は昨年打ち上げられ、宇宙ステーションに補給物資約6トンを送りこみました。天舟2号に比べ、天舟3号の貨物船が検証しなければならない重要な技術は主に二つあり、その一つは軌道における長期駐留支援です。軌道駐留時間が長くなったため、天舟3号は宇宙の環境に長期間さらされることになり、天舟3号の信頼性に新たな要求が出されました。

 軌道に駐留した際、検証されたもう一つの重要な技術は、宇宙ステーションと形成した複合体の姿勢や軌道に対する調整と制御です。今回、天舟3号が検証したこの二つの重要な技術は、将来において、宇宙ステーションの建設と運営段階における標準的な操作になるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News