【7月28日 AFP】第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)のため米国を訪れていたキューバ代表団から、女子円盤投げのヤイメ・ペレス(Yaime Perez)ら3人が失踪していたことが分かった。同国のスポーツ体育レクリエーション庁(INDER)が27日に明かした。

 キューバはスポーツ選手のプロ転向を長年制限してきた歴史があり、国外での大会中に選手が逃亡することがしばしばある。

 ペレスは2021年東京五輪の銅メダリストで、連覇を狙った今回の世界陸上は7位だった。

 19歳の女子やり投げの選手と、チームの理学療法士の行方も分からなくなっているという。ペレスともう一人の選手は帰国途中の米マイアミで失踪したものとみられている。

 キューバのスポーツ界からは、東京五輪・陸上男子走り幅跳び2位のフアン・ミゲル・エチェバリア(Juan Miguel Echevarria)やリオデジャネイロ五輪・レスリング男子で金メダルを獲得したイスマエル・ボレロモリナ(Ismael Borrero Molina)をはじめ、今年だけで20人以上が亡命している。(c)AFP