【7月27日 AFP】中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は27日の定例記者会見で、ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)米下院議長の台湾訪問計画について、「断固として反対する」との考えを示し、「もし米国が実行して中国の原則に挑戦するなら、米国側は全ての結果責任を負うことになる」と指摘した。

 ペロシ議長が8月に台湾を訪問する可能性があると報じられて以降、中国は米国に対する批判を強めてきた。ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領によると、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席との電話会談が今週中に行われる見通しで、ペロシ氏の訪台計画が会談の中心的なテーマになるとみられる。

 ペロシ氏が台湾を訪問すれば、現職の米下院議長の訪台としては1997年以来となる。(c)AFP