【7月27日 AFP】国際宇宙ステーション(ISS)から2024年の後に撤退するとしたロシアの発表について、米航空宇宙局(NASA)は26日、ロシアから「正式な通達を受けていない」と述べた。

 NASAのISS部門のロビン・ゲイテンズ(Robyn Gatens)本部長が、ISSに関する会議で明らかにした。

 NASAは、冷戦(Cold War)後の結束のシンボルであるISSを2030年で運用終了し、商業宇宙ステーションに移行する計画を立てている。ゲイテンズ氏は、ロシアにも独自の移行計画があるのではないかとの見方を示した。

 また、宇宙開発分野での米ロの協力関係を終わらせたいかと問われ、「絶対にそんなことはない」と否定。ISSの共同運用での「協働継続を望む」と述べた。(c)AFP