【7月26日 CGTN Japanese】中国南西部の重慶市(Chongqing)で21日から24日まで開催された第4回中国西部国際投資貿易商談会では、71件の内外資重点プロジェクトが調印され、契約ベースの投資額は2270億3000万元(約4兆5865億円)に達し、産業分野はインテリジェント・コネクテッドカーや電子情報、バイオ医薬、新素材、省エネ・環境、消費財、金融などに及んでいます。

 開催期間中に、中国商務部国際貿易経済協力研究院などが発表した報告書によりますと、重慶市などを中心とする周辺地域の相互連結を強化し、域内の貿易活性化を目指す「陸海新通路」の建設開始から5年で、その輸送ネットワークは世界107の国と地域の319の港湾に拡大し、中国西部地区と世界各地を結ぶ重要な通路となっています。

 陸海新通路は、中国中西部にある12の省・自治区・直轄市(重慶、広西、貴州、甘粛、青海、新疆、雲南、寧夏、陝西、四川、内蒙古、チベット)と海南省、広東省湛江市、湖南省懐化市などが共同で建設したものです。2017年の建設開始以来、「チャンネル+ハブ+ネットワーク」という現代物流システムが加速度的に整備され、域内の重要なハブ都市を効果的に連結しています。

 また、中西部地区における国際物流の難題を解決し、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)などの地域的な経済貿易の緊密化にも繋がっています。商務部の報告書によりますと、陸海新通路の整備が始まってから、沿線の省・自治区・直轄市とASEANの貿易額は年々増加し、17年の589億ドル(約8兆345億円)から21年の1077億ドル(約14兆6914億円)に増え、輸送貨物の品目は50種類余りから640種類以上に増えています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News