【7月25日 AFP】ミャンマー国営メディアは25日、民主化指導者アウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏が率いた国民民主連盟(NLD)の元議員を含む民主活動家ら4人の死刑が執行されたと報じた。

 国営英字紙「ミャンマーの新しい灯(Global New Light of Myanmar)」によると、4人は「残虐かつ非人道的なテロ行為」を主導した罪で死刑を言い渡されていた。刑は手続き通り行われたと伝えたが、執行日時や方法などには言及してない。

 国軍は昨年のクーデター後、国軍に対する抗議を弾圧。民主活動家数十人に対し、死刑を言い渡していた。ミャンマーでの死刑執行は1988年以来となる。

 死刑が執行された4人の中には、前軍政を批判する歌で知られるヒップホップ歌手のピョーゼヤトー(Phyo Zeya Thaw)元議員が含まれている。同氏は昨年11月に逮捕され、反テロリズム関連法に違反したとして今年1月に死刑判決を受けた。

 また、「ジミー」の名で知られる著名活動家チョーミンユ(Kyaw Min Yu)氏も、同じく反テロリズム関連法違反で有罪とされていた。

 残り2人は、軍政に情報を提供したとされる女性を殺害した罪に問われた。(c)AFP