【7月24日 AFP】米カリフォルニア州で22日、新たな山火事が発生し、発生から24時間足らずで約48平方キロに燃え広がった。米国各地で猛暑となり、観測史上最高気温を更新している。

 同州の山火事はヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)の近くで発生。同公園では、自生するジャイアントセコイアが焼失する恐れが取り沙汰されている。

 23日夕の時点でも火の勢いは収まらず、同州森林保護・防火局(Cal Fire)のヘクター・バスケス(Hector Vasquez)氏は、これまでに6000人以上が避難したと述べた。

 ギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)州知事は23日、山火事が集中しているマリポサ(Mariposa)郡に「緊急事態」を宣言。「人命と財産に極度の危険が差し迫っている」と警告した。

 防火局のバスケス氏によると、消防士500人が消火活動に当たっており、航空機も投入された。地元紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)は当局者の話として、鎮火には1週間かかる見通しだと報じた。(c)AFP/David McNew with Becca Milfeld in Washington