【7月24日 AFP】ギリシャ・レスボス(Lesbos)島で23日、山火事が発生し、人気リゾートのバテラビーチ(Vatera Beach)に被害が出ている。警察によると、ホテル2棟と民家92軒から450人が避難した。

 この日のギリシャの予想最高気温は42度。熱波の影響は今後10日間ほど続く見通しで、山火事の多発が懸念されている。

 レスボス島の山火事は午前10時ごろに発生し、2方向に延焼。消防当局は航空機7機とヘリコプター1機で消火に当たっている。

 ギリシャでは、北東部のエブロス(Evros)地方の国立公園でも3日前から山火事が続き、民家に火の手が迫っている。消防士約320人と消防車68台が出動。民間ボランティアも消火活動に参加している。

 また、南部ペロポネソス(Peloponnese)半島でも、23日朝にコロニ(Koroni)近郊で山火事が起き、一つの村が避難の対象となった。首都アテネでも20日、山火事で民家が被害を受け、数百人が避難した。(c)AFP