【7月23日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)加盟国ポーランドは22日、韓国から戦車や自走砲、戦闘攻撃機を購入すると発表した。ポーランドは隣国ウクライナがロシアに侵攻されたことを受け、防衛力を強化している。

 マリウシュ・ブワシュチャク(Mariusz Blaszczak)国防相は「来週、契約を締結する」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 ウェブサイト「wPolityce」がブワシュチャク氏の話として伝えたところによると、FA50戦闘攻撃機48機、K2戦車180台、K9自走榴弾(りゅうだん)砲を購入する。自走砲と戦車の第1陣は年末に、戦闘攻撃機は来年に引き渡し予定としている。

 ブワシュチャク氏は「われわれは、ウクライナでの戦争と(ロシアのウラジーミル・)プーチン(Vladimir Putin)大統領の侵略政策によって生じた課題を認識している。目的は、侵略者をけん制し、ポーランド軍を可能な限り強化することだ」として、「わが国のために戦っているウクライナを支援すると同時に、わが国の防衛力も強化しなければならない」と述べた。

 ポーランドは今月、伊防衛大手レオナルド(Leonardo)から多目的軍用ヘリコプター「AW149」32機を計17億5000万ユーロ(約2430億円)で購入すると発表。米国製戦車「エイブラムス(Abrams)」366台と地対空ミサイルも注文している。(c)AFP