【7月22日 AFP】第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)の男子十種競技でメダル候補に挙げられていた米国のギャレット・スキャントリング(Garrett Scantling)が21日、反ドーピング規定違反による暫定資格停止処分を受け入れ、大会から除外された。米国反ドーピング機関(USADA)が明かした。

 USADAの説明によると、昨年の東京五輪で同種目4位に入ったスキャントリングは、居場所情報の申告義務を3度怠った可能性があり、その「調査中の行為」を理由に処分を科された。違反の状況について、それ以上の詳細は明かされなかった。

 反ドーピング規定では、選手は抜き打ち検査を受けられるようにするため、自身の毎日の居場所を検査機関に申告する必要がある。12か月間に3度検査を受けられなかった場合は、最長2年間の資格停止処分が科される可能性がある。(c)AFP