【7月22日 AFP】欧州中央銀行(ECB)は21日、高騰する物価を抑制するため、予想を上回る0.5%の利上げを決定した。利上げは2011年以来11年ぶりで、ユーロ圏のマイナス金利時代に終止符が打たれた。

 ECBは、0.25%の利上げを行うとしていた方針を撤回し、今後は「会合ごとに」決定すると説明。上げ幅の倍増は、新たな「インフレリスクの評価」を反映したものだとした。

 ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰により、6月のユーロ圏の消費者物価の上昇率は過去最高の8.6%に達し、ECBが目標とする2%を大きく上回っていた。(c)AFP