【7月24日 CGTN Japanese】中国南部・雲南省(Yunnan)曲靖市(Qujing)の珠江源省レベル自然保護区でこのほど、職員が日常の巡回中に初めて国家絶滅危惧種のギンリョウソウモドキを発見しました。発見総数は1000本余りに上りました。

 ギンリョウソウモドキは中国で「幽霊之花」の別名を持ち、林床の薄暗い場所に真っ白な姿で自生する姿を幽霊に見立てたと言われています。ツツジ科の多年草で、腐生植物として知られています。独特な自然環境を必要とし、光合成はできず、湿り気のある針広混交林に生育します。花は全体が透けた白色で、ややうつむいて咲き、全体は円筒形となっています。開花周期は長くなく、春の芽生えから夏の開花、結実までは4カ月足らずです。ギンリョウソウモドキは現在、中国生物多様性レッドリスト―高等植物巻と国際自然保護連合(IUCN)絶滅危惧種レッドリストに登録されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News