【7月21日 CGTN Japanese】7月に入ってから、中国西部にある新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の保護区では、チベットカモシカが出産ラッシュを迎えました。

 チベットカモシカの主な生息地の一つである巴音郭楞(バインゴリン)蒙古自治州にある阿爾金山(アルチン山)国家級自然保護区内では、3万頭あまりが出産を控えていて、これまでに3000頭以上が生まれています。また、出産シーズンに合わせ、チベットカモシカの科学調査活動も展開されています。

 アルチン山国家級自然保護区にある兎湖地区の平均標高はおよそ5000メートル。周囲は雪山に囲まれていて、チベットカモシカに天敵を避ける天然の障壁を提供しています。

 最新の統計データによりますと、現在、保護区内のチベットカモシカの数は5万頭を超えています。

 なお、アルチン山国家級自然保護区の主な保護対象は、チベットカモシカ、野生ヤク、チベット野生ロバなど高原有蹄類野生動物を中心とする高原砂漠生態系です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News