【7月22日 CNS】中国物流・購買連合会によると、中国で6月の非製造業のビジネス活動指数は54.7%で、前月から6.9ポイント上昇した。コロナ禍による影響が減り、非製造業が正常化したことを示している。

 21産業のビジネス活動指数を見ると、建設業の56.6%、サービス業の54.3%をはじめ航空輸送、鉄道輸送、外食産業、道路輸送、金融など19業種が50%を上回った。住民サービス・修理と不動産が50%を下回った。投資関連は好調を維持し、コロナ禍で大きな影響を受けたサービス業も前月に比べて大幅に増加した。

 ビジネス活動指数を構成する新規受注指数は53.2%で、前月比9.1ポイント上昇。ビジネス活動指数と新規受注指数はそれぞれ過去3年間の同時期を上回っており、非製造業市場の需給バランスが回復している。

 企業の活動期待指数は61%を超え、今年に入り最高を記録。ただ、市場の需要が底堅くなっているとは言えず、さらなる需要の強化が必要としている。(c)CNS/JCM/AFPBB News