【7月21日 AFP】女子テニス、四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂なおみ(Naomi Osaka)のコーチを務めていたウィム・フィセッテ(Wim Fissette)氏が20日、同選手との関係解消を発表した。

 大坂とフィセッテ氏は2019年末にタッグを結成。その後、2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)と2021年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)で優勝を果たした。

 フィセッテ氏はインスタグラム(Instagram)に「2019年からなおみを指導し、チャンピオンに成長する姿を見届けられたのは光栄だった。彼女は新しい世代の人たちをテニスに夢中にさせ、彼らが信じることのために声を上げられるよう動かしている。そんな旅の一部であれたのは信じられないほど素晴らしいことだった」と投稿。「ありがとう。今後の成功を祈っている。そして自分の次の章を楽しみにしている」とつづった。

 初戦敗退を喫した5月の全仏オープン(French Open 2022)を最後に試合から遠ざかっている大坂は、来月米サンノゼ(San Jose)で開催されるムバダラ・シリコンバレー・クラシック(2022 Mubadala Silicon Valley Classic)での復帰を予定している。

 これまでフィセッテ氏は、キム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)氏をはじめ、ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)、アンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)といったグランドスラム女王とタッグを組んだ経歴を持っている。(c)AFP