【7月20日 CNS】中国北西部の甘粛省(Gansu)では猛暑が続き、一部地域では観測史上最高の37度超を記録した。甘粛省の省都・蘭州市(Lanzhou)は日本にも進出している蘭州ラーメンの本場として知られるが、夏になると市民はこぞって漿水(Jiangshui)に手を伸ばしている。

 漿水とは、薄い塩水にキャベツやセロリなどの野菜を加えて発酵させた汁。甘粛省や陝西省(Shaanxi)、寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)などで古くから愛用されている。その中でも、どろりとした漿水に麺を加えた「漿水麺」は夏の定番メニューだ。食べたことがない中国南部の人々には驚くほどの強烈な酸味とにおいがある。

 漿水は熱を取り除き、デトックス効果があるといわれ、胃腸の状態を改善することも確認されている。蘭州大学(Lanzhou University)の研究者にも評価されており、乳酸菌や酢酸菌、酵母が豊富で高いコレステロール分解能力を持ち、痛風を和らげることができるという。

 最近は漿水を使ったヨーグルト、レモンミント、ライムキュウリ、ハチミツ、さらには漿水鍋なども登場。「夏の暑さを和らげる」とますます多くの人に受け入れられている。(c)CNS/JCM/AFPBB News