【7月19日 AFP】タンザニア政府は18日、原因不明の症状で3人が死亡したことについて、死因はドブネズミなどの保菌動物からうつるレプトスピラ症に感染したことによるものと発表した。

 当局は先週、死者3人を含む20人の患者が確認された南東部リンディ(Lindi)州に専門家から成る調査チームを派遣した。現地を視察したウミー・ムワリム(Ummy Mwalimu)保健相は、レプトスピラ症は保菌動物の尿で汚染された水や食べ物を摂取することで感染すると説明。予防も治療も可能だとして、住民に冷静な対応を呼び掛けた。

 症状は発熱、頭痛、倦怠(けんたい)感、鼻血など。ほとんどの患者は回復したが、今も2人が隔離されているという。

 いずれの患者もエボラ出血熱、マールブルグ病、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査では陰性だった。(c)AFP