【7月18日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は17日、検事総長とウクライナ保安庁(SBU)トップを解任したことを明らかにした。

 解任されたのはイリーナ・ベネディクトワ(Iryna Venediktova)検事総長とイワン・バカノフ(Ivan Bakanov)SBU長官。

 ゼレンスキー氏は国民向けの演説で、国家反逆行為を働き、ロシアに協力している疑いがある当局者650人以上について捜査を進めているとし、そのうち60人はロシアの占領地域にとどまり、「わが国に背く活動をしている」と語った。

 その上で、対ロシア協力者が多数に上っているのを受け、「国家安全保障の根幹に背く犯罪が相次ぎ、ウクライナの法執行当局者とロシアの情報関係者が関係を構築していることで、責任者には重大な疑義が生じている」と解任理由を説明した。(c)AFP