【7月15日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の女子シングルスで準優勝したオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)が14日、母国の国家功労勲章を受章した。

 27歳のジャバーは、先日のウィンブルドンでアフリカ人女子として初めて四大大会(グランドスラム)のシングルス決勝に進出した「スポーツにおける目覚ましい成功」をたたえられ、カイス・サイード(Kais Saied)大統領から表彰された。

 サイード大統領は「スポーツの国際大会で国旗を高く」掲揚したとしてジャバーを称賛し、同選手を「チュニジアの大使」と評した。

「今回の成功、そして今後の成功を祝福する」

 チュニジアのファンからは「幸福大臣」の愛称で呼ばれているジャバーは、他のアラブやアフリカの選手がテニス界で成功を収められるよう刺激になりたいと述べ、「私たちのことを見てくれている若い人にもっと希望を与え、この勢いを維持したい。チュニジア人であることを誇りに思うし、このサクセスストーリーを続けていきたい」とコメントした。

 前週末に行われたウィンブルドン決勝で、ジャバーはフルセットの末にロシア生まれのエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)に敗れた。(c)AFP